Highlight
- 中国汽車工業協会は2023年11月の乗用車販売を発表。Teslaの月販売台数は82,432台。Teslaの11月販売台数は前年同月比で-17.8%だった。
- 内訳は、Model Yが37,293台、Model 3が21,488台だった。
中国汽車工業協会11月月報より抜粋
小売：2023年11月の乗用車小売台数は前年同月比26.0%増の208.0万台だった。1-11月の累計は前年同期比5.3%増の1,934.5万台。
11月の大手合弁ブランドの小売は前年同月比23%増の66万台。独系ブランドのシェアは前年同月に対し0.4ポイント低下し18.7%だった。日系ブランドのシェアは0.2ポイント上昇し15.5%となった。米国系ブランドのシェアは1.5ポイント低下し7.9%だった。
卸売：11月の卸売は前年同月比25.3%増の254.9万台。うち、ローカルブランドの卸売は前年同月比36%増の152万台。
生産：11月の乗用車生産は前年同月比25.0%増の264.5万台。そのうち、高級ブランドは5%増、合弁ブランドは15%増、ローカルブランドは36%増となった。
新エネルギー車：11月のNEV乗用車卸売は96.2万台、前年同月比31.5%増。そのうち、BEVは15.2%増の65.3万台。PHVは86.9%増の30.9万台。HVは4%減の7.88万台だった。
11月の卸売販売が1万台を超えたメーカーは前年同月から5社増え、18社となり、NEV乗用車の88.9%を占めた。BYDが30万1,378台、Tesla 中国が8万2,432台、上汽GM五菱が7万1,143台、吉利汽車が6万4,834台、長安汽車が4万2,099台、広汽埃安(AION)が4万1,567台、理想汽車(Li Auto)が4万1,030台、長城汽車が3万1,170台、上汽乗用車が2万8,280台、賽力斯(Seres)が2万1,170台、小鵬汽車(XPeng)が2万935台、上汽VWが1万9,659台、零跑汽車(Leapmotor)が1万8,508台、蔚来汽車(NIO)が1万5,959台、奇瑞汽車(Chery)が1万5,188台、上汽GMが1万4,850台、哪吒汽車(Neta)が1万2,506台、華晨BMWが1万1,062台。
11月の分析と12月の展望
12月の稼働日は21日で、2022年12月の22日より1日少ない。加えて年末最後の2日間は休日であることから一部販売が来年へ持ち越されるものと思われる。しかし、春節をひかえたこの時期は例年初めて自動車を購入する消費が増える。特にファミリーカーがけん引し市場は堅調となる見込み。また12月は各メーカーが販売台数の目標を達成するため、各セグメントの主力モデルを値引き、販促活動を活発に展開することに加え、各地域の自動車購入補助金政策の多くが12月に申し込み締め切りを行うことなども、年末の自動車販売にプラスの影響があるだろう。
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