Highlight
- 中国汽車工業協会は10月の乗用車販売/生産台数を発表。Teslaの10月生産台数は71,704台で輸出は54,504台だった。Teslaの10月生産台数は前年同月比で+31.8%だった。
- 内訳は、Model Yが14,391台で前年同月比+8.2%。プレミアムSUV部門において、1月~10月までのModel Yの累計登録台数は233,503台で、前年同期比+119.8%となり、プレミアムSUV部門において首位を継続。
- また乗用車NEV部門においてはModel 3の10月単月の登録台数は2,809台だった。1月~10月までのModel 3の累計登録台数は101,848台となり、前年同期比-9.2%だった。
中国汽車工業協会10月月報より抜粋
2022年10月の乗用車市場小売販売台数
2022年10月の乗用車小売販売台数は前年同月比7.3%増の184万台となり順調に推移。純増数は自動車購入税制の優遇措置が開始された6月から10月までの156万台の増加を含め48万2,000台となり増加に大きく貢献した。
10月も引きコロナ流行は強力かつ効果的に抑制されており、10月に確認された患者数は27県で8,241人と、9月の28県5,516人からわずかに増加し、10月の無症状患者数は29県31,647人と、9月の29県25,040人からわずかに増加した。 広東省、内モンゴル自治区、福建省など、自動車消費量の多い省があるため、前年同期比で若干伸びが鈍化。 自動車市場全体への影響は依然として懸念される。
物流とサプライチェーンの継続的な改善、チャネル内の豊富な在庫、昨年のチップブレイクによるベース効果が徐々に解消されたことにより、市場の成長は効果的に安定した。 10月の従来型乗用車(新エネルギー車を除く)の全国小売台数は128万台で、前年同月比8%減となり、今年6〜9月の同6%のプラス成長から一転、1〜10月は1228万台で同13%減となった。
新エネルギー車
10月の新エネルギー乗用車の卸売販売台数は67.6万台となり、前年同月比85.8%増、前四半期比0.4%増となった。 1月から10月までの新エネルギー乗用車の国内小売販売台数は、前年同期比107.5%増の443万2,000台となった。
新エネルギー車市場は原油価格の上昇に伴う供給が市場に火をつけ、原油価格は上昇し電気料金は固定され、電気自動車の受注実績が引き続き好調である。
2022年11月の全国乗用車市場見通し
今年は世界的なチップ供給不足が大幅に緩和され、海外市場の一部のブランドは部品不足やエネルギー供給の混乱などの要因により、年間を通じて世界全体の生産計画に影響を受けているが、中国市場の生産量は現在のところほぼ安定しており、増産に寄与するものと思われる。 現在の燃料電池車の在庫は絶対的に豊富で供給側から見ると為替レートの変動が企業の部品・部材の輸出入や自動車事業に与える影響も懸念される。
自動車購入税半減政策の実施までカウントダウンの段階に入り、潜在的な消費者の自動車購入への関心は大きく高まっているが、自動車価格はまだ低水準にあり消費者の自動車購入への緊急性はまだ高くない。 地域によっては短期間の公共交通機関の運行停止を経験し、自家用車を初めて購入するニーズがすぐに発生する場合もありこのようなユーザー層は実現可能な状況下で年間を通じて自動車を購入するため今後も売上増の源泉となる可能性がある。
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