Highlight
- 中国汽車工業協会は2023年8月の乗用車販売/生産台数を発表。Teslaの月生産台数は84,159台。Teslaの8月生産台数は前年同月比で+9.3%だった。
- 内訳は、Model Yが65,316台、Model 3が18,843台だった。
中国汽車工業協会8月月報より抜粋
小売：2023年8月の乗用車小売台数は前年同月比2.5%増の192.0万台だった。1-8月の累計は前年同期比2.0%増の1,322.0万台だった。8月の高級車小売は前年同月比9%増の28万台。8月のローカルブランド小売は前年同月比17%増の100万台。国内小売市場でのシェアは前年同月から6.1ポイント上昇し52.1%だった。国内卸売市場でのシェアは57.6%で、前年同月から8.6ポイント上昇した。
卸売：8月の卸売は前年同月比6.5%増の223.7万台となった。うち、ローカルブランドの卸売は前年同月比26%増の128万台。大手合弁ブランドは16％減の65万台。高級ブランドは1%減の30万台。
生産：8月の乗用車生産は前年同月比5.3%増の223.7万台だった。高級ブランドは4%減、合弁ブランドは20%減、ローカルブランドは28%増だった。
新エネルギー車：
8月のNEV卸売は79.8万台、前年同月比25.6%増だった。そのうち、EVは11.8%増の55.1万台。PHVは73.6%増の24.8万台。HVは26%増の8万1,841台だった。
8月の卸売販売が1万台を超えたメーカーは次の15社でNEVの87%を占めた。BYDが27万4,086台、Tesla中国が8万4,159台、吉利汽車が4万7,299台、広汽埃安(AION)が4万5,029台、長安汽車が3万6,919台、上汽GM五菱が3万5,612台、理想汽車(Li Auto)が3万4,914台、上汽乗用車が2万6,615台、長城汽車が2万6,266台、蔚来汽車(NIO)が1万9,329台、零跑汽車(Leapmotor)が1万4,190台、小鵬汽車(XPeng)が1万3,988台、上汽VWが1万3,003台、哪吒汽車(Neta)が1万2,103台、奇瑞汽車が1万579台。
8月の分析と9月の展望
本年8月の自動車小売は単月で過去最高の水準となり過去最高だった2017年8月を2%上回った。8月は消費促進政策の実施に加え、成都モーターショー前後に新型車や低価格モデルが多く発売されたため消費者需要が喚起された。台風、豪雨、高温などの悪天候にも関わらず、夏季の旅行熱は依然高かったことで自動車販売は好調。
9月の稼働日は20日で昨年より1日少ない。今年は中秋節と国慶節を合わせて8日間の休暇がある。長期休暇中、高速道路の通行料金が無料となるため、旅行熱の高まりから9月の自家用車の購買意欲も増えるものと予想される。また成都モーターショーが開催されたことで、消費者は秋季の新車発売に関心を寄せていることも、今後の消費につながる見込み。
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