Tesla, 2023年2月中国販売台数 74,402台 YoY+31.65%

Photo: "Courtesy of Tesla, Inc."

Highlight

  • 中国汽車工業協会は2023年2月の乗用車販売/生産台数を発表。Teslaの2月生産台数は74,402台で輸出は40,479台だった。Teslaの2月生産台数は前年同月比で+31.65%だった。
  • 内訳は、Model Yが22,526台で前年同月比+37.3%。プレミアムSUV部門において、2月のModel Yは第二位。
  • また乗用車NEV部門においてはModel 3の2月単月の登録台数は21,056台で、前年同期比+177.2%だった。

中国汽車工業協会2月月報より抜粋

2023年2月の中国乗用車生産・小売台数

小売:

2023年2月の乗用車小売台数は前年同月比10.4%増の139.0万台となった。1-2月の累計は前年同期比19.8%減の267.9万台となった。

2月の高級車小売は前年同月比23%増の20万台。2022年、車載チップ供給不足の影響を受けた高級車の在庫切れ問題は徐々に改善され、高級車市場は次第に好調に向かっている。

2月のローカルブランド小売は前年同月比29%増の71万台。国内小売市場でのシェアは前年同月から7ポイント上昇し51.1%となった。国内卸売市場でのシェアは53.3%となり、前年同月から9.8ポイント上昇した。

2月の大手合弁ブランドの小売は前年同月比12%減の48万台となった。独系ブランドのシェアは前年同月に対し0.2ポイント上昇し20.6%となった。日系ブランドのシェアは5.4ポイント低下し17.6%となった。米国系ブランドのシェアは1.6ポイント低下し7.5%となった。

卸売:2月の卸売は前年同月比10.2%増の161.8万台となった。うち、ローカルブランドの卸売は前年同月比37%増の85.9万台。大手合弁ブランドは19%減の51万台。高級車卸売は16%増の25万台。

生産:2月の乗用車生産は前年同月比11.2%増の166.4万台となった。そのうち、高級ブランドは26%増、合弁ブランドは17%減、ローカルブランドは34%増となった。

新エネルギー車:2月の新エネルギー乗用車卸売は49.6万台、前年同月比56.1%増となった。そのうち、電気自動車(EV)は41.5%増の34.7万台。プラグインハイブリッド車(PHV)は105.8%増の14.9万台。ハイブリッド車(HV)は5万3,714台で0.1%増となった。

2月のEV卸売はA00セグメント(微型、ホイールベース2.0-2.2m)は前年同月比40%減の4万台でEVの12%を占めた。A0セグメント(小型、ホイールベース2.2-2.3m)は10万台で、29%を占めた。Aセグメント(コンパクト型、ホイールベース2.30-2.45m)は8.1万台でEVの23%を占めた。

2月の卸売販売が1万台を超えたのは次の10社で全体の83%を占めた。BYD(19万1,664台)、Tesla中国(7万4,402台)、広汽埃安(3万86台)、上汽乗用車(2万3,289台)、吉利汽車(2万3,283台)、長安汽車(1万9,382台)、理想汽車(1万6,620台)、蔚来汽車(1万2,157台)、上汽GM五菱(1万982台)、哪吒汽車(1万73台)。

2月の新エネルギー乗用車小売台数は前年同月比61.0%増の43.9万台となった。

2月の新エネルギー車(NEV)輸出は7.9万台。電気自動車(EV)は96%を占めた。Tesla中国4万479台、上汽乗用車(新エネルギー車)1万6,827台、BYD 1万5,002台、吉利汽車892台、神龍汽車796台、東風易捷特757台、智馬達汽車652台、江淮汽車617台、上汽Maxus 452台、創維汽車323台。

新興メーカーの2月の小売りシェアは2ポイント下がり11%となった。蔚来、理想などは前年同月比、前月比とも伸びた。

大手合弁ブランドではVWブランドの新エネルギー車卸売が6,886台で、大手合弁ブランドのNEV販売の37%を占めた。

2月の分析と3月の展望

2月は小売、卸売、生産とも前年同月比でプラス成長となった。一部の主力メーカーは生産調整を行い、在庫を安定させ、ディーラーの在庫バランスを保った。特にFRB利上げと上流資源価格の低下傾向に伴い、新エネルギー車の生産販売は相対的に慎重になった。

3月の稼働日は23日。春節後の生産と消費の黄金期である。国内の疫病対策の完全な勝利により、予期していた感染第2波は発生しなかったため、3月は昨年に比べ生産と販売に時間的余裕があり、生産と販売の増加に有利である。同時に、多数のメーカーが新車を投入し、多くの省や市は相応の消費促進政策を打ち出している。例えば湖北省は1カ月の期限付きで企業+政府のこれまでにない自動車購入補助金政策を打ち出し、自動車大国ならぬ自動車大省としての自動車消費の安定、促進への決心を表わしている。

CPCAの見解によると、レンジエクステンダー式EVは2月の卸売が前年同月比190%増の2.93万台となり、PHV全体の20%を占めており、注目に値する。しかし、バッテリー技術の進化に伴い、将来バッテリーコストは下がり、急速充電の利便性は絶えず向上し、航続距離の弱点が改善されるであろうことから、EVは依然として未来のトレンドの中心である。

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