Tesla, 2022年1~9月中国累計販売台数 プレミアムSUV部門でModel Yが引き続き首位

Photo: "Courtesy of Tesla, Inc."

Highlight

  • 中国汽車工業協会は9月の乗用車販売/生産台数を発表。Teslaの9月生産台数は81,135台で過去最高記録を更新。輸出は5,524台だった。Teslaの9月生産台数は前年同月比で+48.4%だった。
  • 内訳は、Model Yが46,694台で前年同月比+41.4%。プレミアムSUV部門において、1月~9月までのModel Yの累計登録台数は219,112台で、前年同期比+135.8%となり、プレミアムSUV部門において首位を継続。
  • また乗用車NEV部門においてはModel 3の9月単月の登録台数は30,919台だった。1月~9月までのModel 3の累計登録台数は99,039台となり、前年同期比-11.4%だった。

中国汽車工業協会9月月報より抜粋

 

2022年9月の乗用車市場小売販売台数

2022年9月乗用車市場小売販売台数は192.2万台、前年比21.5%増と成長を加速、9月小売は前年比2.8%増、前年同期比は過去20年で最低水準 1-9月累計小売販売台数は148.5万台、前年比2.4%増となった。

5月のコロナ流行以降、物流やサプライチェーンの改善が進みチャネル内の在庫も豊富になったことで自動車市場の成長は事実上安定した。 昨年のチップカットの超低水準のもと9月の全国乗用車小売販売台数は前年同月比21.5%増と、8月の29%増からやや減少したものの自動車購入税の優遇措置の効果が徐々に表れてきたと見られる。

9月も自動車市場の販売促進活動は高水準で推移し、主要自動車メーカーは年初の流行による販売減少を補うため、四半期目標の達成に向けて販売活動をさらに強化している。

 

新エネルギー車

9月の新エネルギー乗用車の卸売販売台数は67.5万台となり、前年同月比94.9%、前四半期比6.2%増となった。 1月から9月までの新エネルギー乗用車の国内小売販売台数は、前年同期比113.2%増の387万7,000台となった。
新エネルギー車市場は、石油価格の上昇と重なる供給改善が市場の爆発をもたらすと予想され、石油価格の上昇は電気自動車の受注実績を推進している。 現地での消費奨励政策の導入が好調で、主力自動車メーカーの生産が引き続き引き上げられたことを受け9月の自動車市場はさらに盛り上がりを見せた。
9月の新エネルギー車メーカーの卸売普及率は29.4%で、2021年9月の普及率19.9%から9.5ポイント上昇。9月の新エネルギー車の普及率は独立ブランドで47.9%、高級車で29.1%、主流の合弁ブランドで3.9%。9月の純電気卸売台数は50万7千台、前年比76.3%増、プラグインハイブリッドの販売台数は13万9千台、前年同月比58%増、同3%増で、ピュアEVのシェアは27%を占めた。

 

2022年10月の全国乗用車市場見通し

今年は一部の自動車会社が生産リズムを調整しており増産に寄与している。 燃料車の在庫が徐々に埋まり、生産制約が改善し売れ筋モデルの納期不良問題も徐々に緩和されつつある。

寒さが厳しくなり、秋の収穫が終わると、地方での自動車購入の熱気が徐々に解放され、新エネルギー車や低価格燃料車の市場も徐々に暖かくなってくる見込み。

不動産から見ると、最近の強力な免税、金利引き下げなどの好材料にもかかわらず、国慶節の不動産市場の消費はまだ極めて不人気で関連産業チェーンの消費心理は強くなく、自動車市場の短期消費心理もあまり促進されていない。

OPEC原油減産により原油価格が中高値で安定化し、FRBの利上げにより世界経済が冷え込む中、中国の輸出市場はこれまでの好況を続けることは難しく、自動車市場に対する牽引力は弱まると考えられる。

自動車購入税半減政策の実施までカウントダウンが進む中、潜在的な消費者の自動車購入への関心は大きく高まっている。自動車価格がまだ低い中、消費者の自動車購入への緊急度は高くない。 自動車価格は、例年通り10月からプロモーション縮小期に入り、年末商戦の高止まりにより、将来の政策撤回前にプロモーションがさらに縮小する可能性が高く10月は自動車購入のベストタイミングとなる。

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