Highlight
- オートシュヴァイツ(スイス)が1月~9月の乗用車登録台数を発表。電動車部門ではModel Yが3,313台で首位、Model 3が3,078台で第2位。
この2モデルが2トップで9カ月連続。 - 9月単月での登録台数は、Model 3が858台、Model Yが979台だった。
- Teslaの合計登録台数は6,392台となり、前年同期比+52.1%。
以下、オートシュヴァイツ9月度月報より抜粋
ウクライナ戦争勃発後、初めてプラス成長
前年同月比6.6%増となり9月のスイスの自動車市場は好転した。スイスとリヒテンシュタイン公国では、過去1ヵ月間に合計20,947台の新車が販売され、前年同期の19,648台から増加した。これは2022年2月とロシアのウクライナ攻撃以来の月次増加である。
「ウクライナ戦争勃発以降、ケーブルハーネスなど一部のサプライヤー製品で困難な供給状況が続いていましたが、この間に安定し、より多くの車両を生産して再び納入できるようになりました」と、オートシュヴァイツのディレクター、アンドレアス・ブルグナー氏は好転の理由を説明。しかし、特にマイクロチップなどの電子部品の供給については、依然として大きな不安を抱えている状況。「さらに中国での短期間のコロナ操業停止など、部品や車両の配送に関する物流上の課題もあります」と、ブルグナー氏は続ける。それでもスイスの自動車市場は、2ヵ月間で前年との累積格差を13%から9.7%に縮めることができた。第3四半期以降の新規登録台数は162,606台で、前年同期の180,073台に17,467台が不足している。
代替品市場のシェアは50%前後で推移
エンジンタイプの分布は3四半期ぶりに安定した。今年に入ってからの電気自動車、ハイブリッド車、ガス自動車、水素自動車の新規登録台数は80,292台、49.4%を占め、市場のほぼ半分を占めている。前年の41.8%と比較すると顕著な伸びを示している。この期間に市場シェアを伸ばしたのは、主にフルおよびマイルドハイブリッド駆動システム(21.6%から24.6%)と純粋電気自動車(11.3%から16.3%)であった。プラグインハイブリッドは、8.4%(2021年第3四半期:8.8%)となり、前年と僅かに差がある。代替燃料の比率が高まっているのは、主に純ガソリンエンジンが犠牲になっているからである(43.8%から38.4%)。ディーゼルは前年比でほとんどシェアを落とさず(14.4%から12.2%)、9月にはシェアを伸ばすこともある(9.9%から11.5%)。
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