Highlight
- オートシュヴァイツ(スイス)が9月2日、1月~8月の乗用車登録台数を発表。電動車部門ではModel Yが2,334台で首位、Model 3が2,220台で第2位。
Model YとModel 3の順位が月々で入れ替わるものの、この2モデルが2トップで8カ月連続。 - 8月単月での登録台数は、Model 3が41台、Model Yが245台だった。
- Teslaの合計登録台数は4,596台となり、前年同期比+78.6%。
以下、オートシュヴァイツ8月度月報より抜粋
エネルギー危機は今のところ自動車市場には影響なし
現在、電力不足の問題が議論されているが、今のところスイスの新車乗用車市場には影響していない。電力系統を経由して充電するEV車(BEVおよびPHEV車)のシェアは21.6%と、8月も前年同月(24.2%)と同様に高い数値を記録。サプライヤー部品の供給制約が続いているものの、8月の市場全体の水準は前年同月比0.4%、16,384台、72台減に留まっている。
今年に入ってから発売された新車141,659台(前年度比11.7%減)のうち、電力網を通じた充電が可能な車両は34,361台である。その内訳は、BEVが22,302台、PHEVが12,059台となっている。PHEV車の初回登録台数は前年比13.1%増となり近年の好調な伸びを維持している。BEVは化石燃料の割合が少ないスイス特有の電力構成により、CO2排出量の削減に大きく貢献している。同時にスイス連邦エネルギー局(SFOE)によると、2021年9月末時点でスイスの道路を走る約7万台のBEVは、国の総電力消費量の0.4%未満しか必要としないという。
短期的には生産サイドの効果的な対策と消費サイドの賢明な節約によって、来るべき冬に向けて電力供給を確保しなければならない。「中長期的にはできるだけ自立した生活を送り、自動車にも十分な電力を供給できるようCO2排出量の少ない国内発電の拡大を進めていかなければなりません。さらに現在のエネルギー危機は、EUが2035年から内燃機関を禁止することに疑問を投げかけるものであり、それは再生可能エネルギー源の使用における柔軟性を大幅に制限するものだからです」、とオートシュヴァイツ社長Albert Rösti氏は言及している。
ブログのランキングに参加してます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓