Teslaは北米と欧州で多くの車両価格をモデルで6％〜20％、夜間に値下げしたとDeutsche Bankのアナリスト、Emmanuel Rosner氏はリサーチノートで投資家に伝えている。同アナリストによると、今回の値下げによりTeslaの大半のモデルの米国価格は、$7,500のインフレ抑制法税額控除の対象となる基準値を下回ったという。しかし、今回の「前例のない規模と世界的な」値下げは、世界的なマクロ環境の悪化と電気自動車競争の激化に伴う需要への圧力を反映しているとも、同氏は主張している。同アナリストは今回の値下げを「Teslaの台数増加を確保する大胆な攻めの一手」であり、競合他社を「大きな困難」に陥れるものであると見ている。またTeslaの「相当な価格決定力とコスト優位性」を示すものでもあるとアナリストは書いている。彼は、今回の値下げは「すべての値下げを終わらせる値下げになり得る」と考えており、Teslaの2023年の予想を「これ以上のリスクは上方修正されるレベルまで」リセットするのに貢献すると考えている。Rosner氏はTeslaを「Strong buy」と再表明し、目標株価を$250とした。
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