BYDは、Teslaに自社製電池を販売する準備を進めていると、中国企業の幹部が国営メディアに語りました。
BYDのLian Yu-bo副社長は、水曜日に公開された国営テレビ放送局CGTNとの短いビデオクリップで、「我々はElon Muskと仲が良く、Teslaにバッテリーを供給する準備をしている」と述べました。これを受けBYDの香港上場株は4.1%上昇。世界最大の電池メーカーであるCATLは7.2%下落しました。
はい、ということでこれまでにも、BYDがTeslaにバッテリー供給をする噂は何度か流れたことがありますが、ついに現実のものとなりました。
ただこのニュース、不思議に思う点ありますよね。
なぜこのタイミング?
これに尽きます。
これまでBYDから供給を受けるタイミングはいくらでもあったはずです。
加えて、Teslaは自社製のバッテリーも製造も開始してますし、サプライヤーとしてAmperex Technology Co. Ltd.、LG Energy Solution Ltd.、Panasonic Holdings Corp.なども抱えています。
にも関わらず、なぜTeslaはこのタイミングでBYDからのバッテリー供給を受けることにしたのでしょうか?
推定になりますが、 旺盛な需要に対しなりふり構ってられないということと、BYDの高度な垂直統合と優れたサプライチェーン管理を認めた格好かもしれません。
コロナ感染拡大に伴うロックダウンで競合他社が工場閉鎖に追い込まれるなか、BYDだけ封鎖の影響を受けることなく4月は過去最高の10.6万台を販売しました。
またBYDは、電気自動車のバッテリーに不可欠な原材料であるリチウムの採掘により直接的に関与することを目指しており、今年初めに化石燃料のみを動力源とする自動車の生産を中止すると公約しており、このような理由からバッテリー供給を受ける判断に至った可能性があります。
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