米国株やってると度々「The first 5-days in Jan indicator」という言葉を耳にすることがあります。
これ簡単に言うとその年の年初取引5営業日目の終値が前年取引最終日の終値より安値で引けた場合、その年の株価パフォーマンスは通年を通して劣後するというジンクスのことを言うそうです。
調べた結果、先に結論言うと過去50年間のうち、年初取引5営業日が上がった場合の年末株価が上がる確率は82.6%とのことでした。
では具体的に、年初取引5営業日のパフォーマンスとその年の株価パフォーマンスの関係の定量的なデータはどうなのかというと、STOCK TRADER'S ALMANACという書籍の中で1950年から2021年におけるこれら関係について記されています。
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ちなみに中身どんな感じで書かれているかというとこんな感じです。
わからんがや
数字の羅列ですとパッと理解できませんので、グラフでまとめて関係を見てみることにしました。
グラフ横軸が年初取引5営業日のパフォーマンス、縦軸がその年の株価パフォーマンスです。
ワイ暇人やの (゚∀゚)
— KJ@🐹 (@Kevin_J_stock) 2022年1月7日
The first 5-days in Jan indicator
±30%程度で振れ幅あるのでアテにならないけどまあ傾向はあるかなぁといったところ。#テキトー pic.twitter.com/hBpOjjmggE
まあデータの解釈としてはかなりバラツキは大きいものの、緩やかな傾向はありそうですね。
なお時間軸を2000年から2021年までで絞るとこのようになります。
ツイッターに載せたグラフは切片0にするの忘れてますが、こちらのグラフは切片0で原点通るようにしました。理論的にはこちらの方が正しいハズです。
ということで相関係数R2は0.32でした。決定的ではないもののやや相関はありそうです。これがアノマリーと言われる由縁かもしれないですね。
ちなみに2022年はというと、S&P500指数における年初取引5営業日のパフォーマンスは前年取引最終日の終値に対し約-1.9%で引けてます。
もし仮にこのアノマリーに従うとする場合、2022年末のS&P500指数は前年同期比で約-10%程アンダーパフォームすることになりそうです。
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